【ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島】自由な建築と最高のストーリーを備えた神ゲーをレビュー

はじめに

ドラクエビルダーズ2、という神ゲーがある。
このゲームはドラクエの世界観や雰囲気をそのままに、自由に建築が楽しめるゲームなのだ。
建築要素が素晴らしいのはもちろん、ストーリーもまた素晴らしい。
私自身、PS4版・Switch版・Steam版を購入し、合計1000時間以上遊んできた。
だからこそ、この記事では良いところも惜しいところも正直に語っていくつもりだ。
※ネタバレが含まれます





良かったところ


ストーリー、世界観、キャラクターが良い

・主人公のビルダーと少年シドー

創世と破壊という相反する属性のコンビが良い。

とにかくものづくりが大好きなビルダー。
こんなものを作ってほしいとお願いされれば、嬉々として作ってしまう。
それが人間であれ魔物であれ、色眼鏡で見ない懐の深さ(単にものづくりを楽しめれば良いのだろうが)もある。
また、「破壊=悪」という考えではなく、ものづくりには破壊も必要だという考えを持っており、
一概にハーゴン教団の魔物全てを否定していないようなスタンスも良い。

一方で、記憶を失った少年シドー。
ビルダーのものづくりに興味を持ちながら、自身はどうあがいてもものづくりが出来ないというジレンマを抱えつつ共に行動していく。
そんな少年シドーが最終盤、傷付いたビルダーのために「やくそう」を作るシーンがあるのだが、やはりうまく作ることが出来ない。
それでも、何度失敗してもあきらめずにやくそうを作り続け、ついに初めてものづくりに成功するという展開はとても良かった。

・王道的なストーリー展開

主人公はからっぽ島を開拓していくため、各地に仲間を集めに行くことになる。
緑豊かで作物も豊富なモンゾーラ地方での仲間集め。
鉱物が豊富なオッカムル地方での仲間集め。
魔物と戦うものたちが集うムーンブルクでの仲間集め。
仲間を集めるために向かったそれぞれの場所で、ハーゴン教団による妨害と破壊が主人公らの行く手を阻む。
現地の仲間と手を取り合ってハーゴン教団を撃退し、仲間となったものたちと島を発展させていく。

このように、新たな仲間と出会う喜びや、ときに仲間を失う悲しみ、強敵に強大な建築で対抗する熱い展開などがあり、
王道的なストーリが熱いのだ。

・ドラクエならではの雰囲気

基本的にはドラクエ2の世界観をベースにした世界で、ドラクエ2の世界と繋がりのある設定になっている。
登場するキャラクターも実にドラクエらしい言い回しや雰囲気で作られていて、
"ドラクエをやっている”と感じることが出来るものになっている。
ものづくりに使うアイテムや素材、床、壁、家具などもドラクエらしさを再現するのに適したデザインのものが豊富にある。
それらの建材を使って家や施設、城を作っていくと自然とドラクエっぽい建造物が出来るからすごい。
ストーリーもドラクエ2のストーリーに関わりの深い話となっているので、
サンドボックス系のゲームをやったことがないドラクエ好きユーザーが遊んでも楽しいものになっているはず。

・BGMが良い

本編シリーズで聴いてきた様々な名曲が使われているところも良い。
からっぽ島での基本BGMである「ぬくもりの里」は特に良く聞くことになるドラクエ6の音楽だ。
これが結構からっぽ島の雰囲気に合っていて個人的には好きだ。
ピアノやたてごとなどの音楽を奏でられるアイテムを設置すれば、「しろじい」からもらった楽譜を置いて歴代の名曲を聴くことも出来る。
たまにはお気に入りの音楽を聴きながら、建築するのも悪くないだろう。
使用できる楽譜の中では、個人的には「ピラミッド」、「ジプシーダンス」が好きだ。
また、逆に設定でBGMやSEなどをオフにすることも出来るので、何か見ながら、聴きながらの「ながら作業」もしやすい。


アクション

・進行に伴って出来るアクションが増えていく

ドッカンハンマーで多くの範囲を破壊出来るようになったときの爽快感。
新しいハンマーを作って、これまで破壊出来なかった硬いものを壊せるようになったときの達成感。
リフォーム小手を手に入れて、一気に範囲塗り替えが出来るようになったときの便利感。
などなど、ストーリーややり込み度の進行でどんどん便利なアクションが増えていくのが楽しいポイントのひとつ。

・右スティック押し込みで一人称視点の切り替えが可能

これによって、狭い場所や見づらい場所も視界の融通が効くようになるのが結構便利。
普段は3人称視点で建築して、細かい作業は1人称視点で慎重にやる、という使い分けが簡単に出来る。
状況に応じて視点を簡単に切り替えられるのはかなり良いポイント。
他にも、右スティックを押し込みながら左スティックを前後に倒すとズームとズームアウトを自在に可能な点も良い。
視界のコントロールがしやすいゲームは良いゲームの証といっても過言ではないだろう。


・隠し武器の「はかぶさの剣」が強くて爽快

クリア後に入手出来る素材を使って作成出来る「はかいの剣」を装備して、ドレッサーで武器の見た目を「はやぶさの剣」に変える。
するとあら不思議、はかいの剣の攻撃力のまま2回攻撃出来る「はかぶさの剣」が誕生する。
しかもはかいの剣の呪いも消えていて、装備も外せるようになって、なんと装備の名前もちゃんとはかぶさの剣になっている。
コストは高いが、ちゃんとアイテム化出来るので、作成し続ければNPCの装備分も確保出来る。
この剣を手に入れてらは攻撃力がグンと上がり、戦闘がサクサクこなせるようになる。
ドラクエ2のバグ技の再現らしいが、そういう当時のプレイヤーへのサービス精神も良いところ。


建築、システム


・住人の暮らしが見ていて楽しい

「お腹が空いた」、「トイレいきたい」、「お風呂入りたい」、「眠りたい」など住人には様々な願望がある。
職業による願望もあって、兵士なら訓練がしたかったり、あらくれはお酒が飲みたかったり様々だ。
その願望を叶えてあげるような施設を作ってあげれば住人は喜び、そこを利用し始める。
そしてそれが彼らの生活の一部となっていくのだ。
そうした様子を見ているだけでも案外楽しい。
住人が喜びそうなものづくりを続けて行けば、それが自然と”街”と呼べるものになっていくのかもしれない。

・ブロックや家具の豊富さ

とにかく色々なブロックがある。
例えば城を作りたいときに使う「城のカベ」1つをとっても地、中、天の3種類のかたちがある。
他にも金の細工が施された「金細工の城カベ・地、天」、底の部分が出っ張った「城のかざり壁・地、天」、
城のカベ・天の別デザインである「城のカベ・天B」、壊れた建物の演出には欠かせない「城のかけカベ」、
流線型のデザインには必須の「城の塔」、窓ガラスが付いた「城のまど」、くぼみを付けた「城のくぼみカベ」などかなり豊富。
また、地面に近い部分に置く場合と、最上部に設置する場合とでちゃんとデザインが用意されているのも良い。
同じように、木材系のブロックも豊富だし、家のカベとなるともっと豊富な種類がある。
石系や金属系はもちろん、変わったところで言えば「マシンのカベ」など、
鳥山先生っぽい雰囲気を感じさせるような未来風のデザインのブロックもある。
また、DLCでは近代建築風パック、和風パック、水族館パックがあり、さらに使えるブロックやアイテムが増える。
和風のアイテムをうまく使えば「ジパング」や「カミハルムイ」などのドラクエナンバリングシリーズの街を再現したりも出来るだろう。

・配色の豊富さ

このゲームでは「染色アイテム」を使って自分好みのカラーリングにブロックや家具などを染められる。
すべてのアイテムを染色出来るわけではないが、染色可能なアイテムは白、黒、紫、桃、赤、緑、黄、青の8色から好きに色を変えられる。
デフォルトの配色でも十分楽しめるが、色にこだわり始めるとより建築物の個性が出てくる。

・作物を育てて収穫する楽しさ

キャベツ、小麦、トマト、キビ、カボチャ、ウリナス、ネギ、豆、ワサビ、メロン、トウガラシ、ジャガイモ、
コーヒー豆、トウモロコシ、イチゴ、イネ(DLC)、ソバ(DLC)と全部で17種類の作物が育てられる。
土を耕した「畑ブロック」に種を植えることで成長し、最終的には作物として収穫できる。
ウリナスとトマトは育てるのに支柱が必要だったり、ワサビやキビ、イネは水の中に種を植えなければならない、といった条件がある。
これらの作物を育てるのに適した土地を整備して、綺麗に畑のエリアを作って、育てた作物が成っている光景は結構感動してしまう。
ランダムだが「レア作物」に成長することがあるのもやや楽しみな要素だ。
レア作物を使った料理はワンランク上の料理になるし、ついでに染色アイテムも回収出来て一石二鳥だ。
また、農民やキラーマシンが作物の育成から回収までを自動でおこなってくれるため、全てを自分で管理する必要がないのも良い。
そしてその回収した作物を他のNPCが料理に使ったりして、まさに「暮らし」に不可欠な要素だ。

・水などの液体を自由に扱える

かわきのツボというビルダーアイテムで水を吸ったり、放出したり自由に水場を作れる。
これによって滝や川や湖、オアシスなんかの自然風景も作れるし、プールなんかも出来る。
温泉水を放出すれば温泉にもなるし、大浴場に溜めて大きな銭湯を作ったっていい。
海水を調整して海の範囲を広げたり、狭めたり、水槽に溜めて海水でしか住めない水棲生物を飼うことも出来る。
泥を放出すれば沼が出来るし、毒沼で荒れた雰囲気を演出したり、マグマで火山や洞窟などの雰囲気をグッとそれっぽく出来たりする。

・ビルダーアイによる自由な建築

開拓レシピを最後まで攻略すると手に入るビルダー道具。
左スティック押し込みでビルダーアイモードになって、遠距離からブロックや家具などを設置したり、
遠距離からブロックなどを破壊したり、リフォームしたりも出来る。
めちゃくちゃ便利過ぎて、ビルダーズファンからはこれを手に入れてからがスタートラインとまで言われている。
当然高所の建築にも有利だし、視点を動かせば建築物の裏側だろうがどこだろうが自由に建築出来る神アイテム。


・住人名簿で住人の管理が出来る

このゲームではからっぽ島に60人のNPCを配置出来る。
他に、3つのかいたく島にそれぞれ60人のNPCが配置可能。
あとはストーリーで行ける島にもある程度の固有NPCの配置が出来る。
これらの住人を住人名簿というアイテムで管理が出来る。
名簿から、住人を選んで引っ越しさせる先を選択すれば簡単に住人の配置換えが可能だ。
他にもパーティを組むメンバーを選んだり、住人のステータスや好みなどを確認したり出来て便利。

・ベルで住人集合

ベルというアイテムを設置して叩けば、そのエリアの住人が即座に集合する便利アイテム。
散らばった住人を一旦全員集められるので、導線から外れて妙な挙動となっているNPCなども正常に戻せる。
また、密室で鳴らせば全員を閉じ込めることも出来る。
地下にビルダーハート製造工場を作ってベルを鳴らして全員を集めたら、
自分はワープで抜ければ地表を綺麗に保ったままビルダーハートが継続的に生み出される環境が作れる。

・ビルダーハートで好きなアイテムと交換

アップデートで出来るようになった神機能。
住人が暮らしていて幸せを感じたときなどに出る「ビルダーハート」。
これを使って各素材島への海路を開いたり、レシピを解禁したりすることに使用してきたが、
なんとこれまで一度でも入手したことがあるアイテムを必要ポイントを支払って交換出来るようになった。
これで再入手が面倒なアイテムでもビルダーハートで気楽に交換出来るようになった。
今すぐ欲しいけど手元にないアイテムを即座に入手出来るのはめちゃくちゃ便利。
住人の満足度を上げる街づくりにもより一層意味が出てくる。

マルチプラットフォームによる展開

・PS4
・Switch
・Xbox One
・Windows
・STEAM

豊富なマルチ展開で遊べるのは良い点。
自分にあった用途や環境で選ぶと良い。
Switch版なら寝転がりながらでも、出先でも、どこでも手軽に楽しめるのが良い。
ただし、たくさん建築したりすると処理落ちしたり、他ハードと比べるとロードが遅いなどの弱点もある。
やり込むならやはりハイスペックなPCを使えるWin版、STEAM版ということになる。
PC用意するの無理だけど、それなりのスペックで遊びたいという人はPS4版を遊べばいいと思う。
ちなみに自分はPS4版をPS5で、Switch版をSwitch2で、PCで遊ぶようにSTEAM版も購入し各環境で試した。
内容で言えば、圧倒的にSTEAM版が快適で滑らか。
処理落ちも起きないし、遠景の表示もしっかりされる。
しかし、Switch版のメリットはスペックではどうにもならない”良さ”ではあるので、一概にどれがイイとは言えない。
PS4版もPS5で、Switch版もSwitch2で遊ぶことでそれぞれ処理能力が上がるのでPC版ほどじゃないけど大分快適になる。
結果、どれでも好きなのでOK。

ちなみにSTEAM版は一部のアイテムのデザインが違う点、家庭用版と違って現在は手に入らないダウンロードアイテムがある、
各プラットフォーム中一番安いという価格の違い、などがある。


マルチプレイが可能

オンラインでフレンドと最大4人まで一緒に遊べる。
自分の島に招待したり、人の島に遊びに行ったりして一緒に建築を楽しめる。
荒らしプレイ対策である程度ゲストプレイヤーの権限を設定も出来るので、心配な場合はそういった設定を活用するといい。
気の合ったフレンドや家族と一緒に遊ぶのは、一人でコツコツ建築する遊びとまったく違う楽しみ方が出来ることもある。
自分とは違うアイデアをリアルタイムで見られるのは結構楽しいポイント。
手慣れかつ息の合ったユーザー同士なら、巨大建築もいつも以上の速さで出来上がることだろう。
素材島などにも一緒に向かえるのもいいところ。
ただし、プラットフォームの違いには注意。
同一のプラットフォームでしかマルチプレイは出来ないため、マルチプレイの予定がある場合は遊ぶプラットフォームは合わせておくこと。
ちなみに、Switch版はローカル通信でのマルチプレイにも対応している。


1000時間以上遊んだからこその思い出

この項目は完全に個人的な話になる。
これだけ長く遊んでいると、ビルダーズ2は単なるゲームではなく、自分の生活の一部になっていた。
もちろん、ビルダーハート稼ぎで1日中放置していたりもしたし、純粋なプレイ時間はもう少し減るだろう。
それでも街に出かけたときに思わず「うわー、この建物のデザインいいなあ、再現してみたいなあ」とか思ったり、
他のゲームをプレイしていても、興味深い建築物を見たらビルダーズ2に戻ってきて再現しようとしたり、
Youtubeで動画を見たり怪談を聴いたり、プライムビデオで映画やアニメを流したり色んな「ながらプレイ」をしてきた。
もちろん動きが激しい動画を見ながらプレイするのは厳しいが、好きな動画を見ながら街を発展させていく時間がとても心地よかった。
だから、他人から見ると全く関連がないようなものでも、自分にとってはビルダーズ2を思い出すきっかけになっていたりする。
ゲームを遊んでいる時間だけでなく、現実の様々な景色や思い出までビルダーズ2との繋がりが見えるようになった。
それが1000時間以上遊んだからこそ味わえた最大の魅力なのかもしれない。



気になったところ|改善したら嬉しいところ

ここまで絶賛してきたが、もちろん気になる点もある。
とはいえ、ここで挙げる内容の多くは「もっと遊びたかった」「もっと便利だったら嬉しかった」という要望に近い。
ゲーム全体の評価を大きく下げるものではなく、それだけ夢中になって遊んだからこそ感じた惜しい部分として読んでもらえれば幸いだ。

ストーリー

・イベントスキップがない
・ハーゴンの語りかけが飛ばせないうえに長い
・最初の船と監獄島のストーリーは初見以降はスキップ出来ても良かった

2周目などでもうストーリーを知っている場合、多くのゲームではイベントシーンやムービーがスキップ出来ることが望ましい。
しかし本ゲームはそもそも周回するようなゲームの作りではなく、どちらかと言えば1つのデータを大事に育てていくようなゲームだ。
そのため、ここは不満と言うより出来たら良かったなというくらいの気持ち。
とはいえこのゲーム、周回要素はなくとも実は周回すると楽しいゲームなのだ。
起こるイベントやストーリー展開を知っているため、予め平時に素材を集めて置いたり、建築準備をしておいたり、
罠を設置したり、防衛準備したり、そういった周回プレイならではの知っている前提の動きも、
懐の深いこのゲームの自由度が可能とさせてくれている。


・監獄島や破壊天体シドーにまた行けると良かった

このゲームをやり込んでいくと、からっぽ島やかいたく島だけでなくストーリーで訪れる所謂”ストーリ島”でも建築や修復を楽しむことになる。
モンゾーラ、オッカムル、ムーンブルクは再訪出来て、建築などを楽しめる。
しかし、監獄島と破壊天体シドーはストーリー攻略後には二度と訪れることは出来ない。
クリア後にでも監獄島をリニューアルするようなストーリーとともに再訪して色々建築が出来たら楽しかった。
シドーや神官すら仲間になっているクリア後なら、教団のモンスターも改心出来るだろうし、建築に協力してくれる流れになりそう。
破壊天体シドーについても、ふたりの力で再生するなどしてガラッと雰囲気が変わったロケーションで遊べたら嬉しかった。
要は、もっと建築や復興がしたかったという願望なのだ。


・ムーンブルクでのシドーとのすれ違い展開は色々とイライラした

ストーリーの内容でイライラしたら悪いストーリーなのかと言えば違う。
違うのだが、ドラクエにありがちな主人公の意思を無視した強引な展開にはややため息が出ることもある。
まあドラクエらしいと言えばらしいとは思うのだが。


・一部固有キャラを仲間にしたかった

志半ばで死んでしまったマギールさんや、文字通りオッカムルを見守る存在になったゴルドン、ビルダーらと袂を別ち戦って死んだリック。
クリア後の要素として、こういったキャラに救済があっても良かったなあと個人的には思う。
他の神官と再会したり、もっと多くの作物にウキウキするマギールさん、
ゴルドンを模したピラミッドのシンボルに喜びつつもケチを付けそうなゴルドン、
アネッサらと和解し本心から建築を楽しむリックなど、こんな展開も見てみたかった。
また、破壊天体シドーで出会った数々の魔物たちとも出来れば全員と再会したかった。
アップデートで破壊天体シドーの一部の魔物たち、監獄島の仲間たちには再会出来たのだが、
アデンやヨージス、ドラーラたちにもからっぽ島を見せてあげたかった。


アクション

・戦闘がそんなに面白くない

基本的に最初から最後まで、隙をみて攻撃→敵の攻撃を予測して避ける→隙をみて攻撃…の繰り返し。
その点ビルダーズ1ではもう少しビルダーらしい戦い方が出来た。
まああれはあれで激突マシン乗るだけかもしれないどね。
もう少し色々な武器種が登場したり、ビルダーならではの戦い方が強かったりしたら面白かった。
手投げバクダンなどは弱すぎるし、大砲は地形壊れちゃうし、
ビルダーらしく戦う方法もいくつかあるのだが、どれも行動として弱い。
旗振りはDPS的には良いと思うが、効果時間の短さと装備切り替えが地獄のメンドーサ。
多数の味方がいる状況で旗を振るのが強いが、
装備ボタンと人に装備させるボタンが一緒なのが災いして以下のようなことが油断していると発生する。
シンプルに旗だけ振っている分には問題ないが、周りにバフもかけたし自分も殴りに行くぞ、
と武器を装備しようとして他キャラに自分用の武器を渡してしまう、という暴発が起きることがある。
これが面倒なのだ。


・仲間モンスターが弱い

これは結構気になったところ。
キラーマシンやだいまじんなど、本来ドラクエ的には強いモンスターを仲間にしても攻撃力が非常に弱く設定されているため活躍出来ない。
また、装備も出来ないので攻撃力や防御力を上げることも出来ない。
この辺は本編と同じく、成長要素やカスタム要素があったらもっと面白かった。
戦闘以外での役割を持たせてあることは非常に良かった。
キラーマシンの意外な農業の才能を見られるのはビルダーズならではの光景。

・前作で出来た2段ジャンプなどが出来ない

アクセサリ枠がなくなったことで空飛ぶ靴がなくなり、結果2段ジャンプは本作では出来なくなってしまった。
多方面で便利だったからアクセサリという要素は残してほしかったのだが、シンプルに残念。

・ゴーレムパンチの仕様

便利な大量破壊攻撃で非常に重宝するのだが、ビルダーハンマーのような特性を持っておらず、そのままの見た目で回収は出来ない。
例えば、鉱脈ブロックのまま欲しいとして、現状はゴーレムパンチで破壊すると鉱石という素材アイテムになってしまう。
ゴーレム騎乗時に繰り出せるパンチで取れる素材やブロックが、ビルダーの装備しているハンマーに依存して決まると良かったかもしれない。
そうすれば現状の方法とビルダーハンマーのような方法が選択出来て、より便利だっただろう。


建築、システム

・1スタック999個でも足りない

現状でもかなりのアイテムを所持出来るとは思う。
収納ボックスやその他の収納アイテムも駆使すれば大量のアイテムが保管可能だ。
上手くやりくりすれば問題なく遊べるのは間違いない。
ただ、それでもブロック系統などはゴーレムパンチなどで回収しているとあっという間に9999個を超える量が集まるし、
例えば大きな城を建築をしようと思ったら「城のカベ」なども大量に保持して作業をしたい。
みたいなことをやると、最大所持数が999個でも少ないなあと感じることは多々ある。
まあ管理が下手、と言われればその通りなのかもしれないが。

・一部アイテムがポイント交換不可だが、すべてポイントで交換出来るようにしてほしかった

料理の極上品や、魚のサイズ違いなども交換したかった。
他にもアイテム一覧で確認できるものは全て交換できると嬉しかった。
こういったゲームでは使えるアイテムの種類が多いに越したことはない。

・小さなメダルの取りこぼしが分かりづらい

自分のミスではあるのだが、ビルダーパズルを解いたくせに肝心のメダルを入手しないで立ち去ってしまうことが何回かあった。
そうなると小さなメダルを後で集めるときに、総ざらいでビルダーパズルの場所を巡るしかない。
なので、メダルの有無も表記してもらうか、あるいはパズルを解いた時点でメダルを入手してくれれば良かった。

・宝箱の位置が分かる手段があっても良かった

レミラーマでもとうぞくのはなでも何でもいいが、宝箱の位置が分かるようになる仕組みがあると嬉しかった。
「いのちのきのみ」など貴重なアイテムもあるため尚更だ。

・エリア外に設計図を置いたらNPCが手伝いに来ない

からっぽ島では緑、赤、青、その他のエリアに分かれている。
このうち、NPCが暮らせるのは緑赤青のエリアの中だけだ。
それに該当しないエリアをその他として、そういった場所で設計図を広げた場合はNPCが手伝いに来てくれない。
島内のどこでも手伝いに来てくれれば良かったのだが。

・作った建物を丸ごとコピーして置けたら良かった

ビルダーペンシルを初めて見たときは範囲コピーか!?と思ってめちゃくちゃワクワクしたけど違った。
同じ建物やパーツを連続して並べたいときもあると思うが、こういった機能がもしもあれば快適だったかもしれない。
素材を消費してポンと置けたら便利すぎるだろうか。

・作った建物を丸ごと切り取りして別の場所に引っ越し出来たら良かった

上記のコピーと似てるが、要は場所を変えたい、建物ごとお引越しさせたい、みたいな願望。

・部屋判定をもっと大きく、自由に出来たら良かった

現状でもまあまあ広い範囲で部屋認識してくれるが、やっぱり色々置いたりするとまだまだ狭いと思ってしまうこともある。
また、上下の範囲ももう少し幅があると自由度が上がって嬉しい。

・特定の部屋として認識される条件をもう少し緩和してもいいと思う

例えば更衣室の条件で、「タンス」を置く必要があるが他のタンス系統でも認定してくれて良くね?と思うところも多々ある。
変な話だが、直感的にこういうアイテムを置いたらリビングっぽいなあと思ってもそうならないのがやや気になるというか。
お風呂の要件も細かいし、自分で自由に設定出来たら面白かった。
また、特定の部屋として認識させるとき、別の条件の部屋と設置アイテムが重複している場合、
一方に上書きされてしまうが、選択出来ると良かった。
例えば、食堂系とキッチン系の被りなど、どちらにするか選べると良かった。
「レストラン」や「ホテル」を作るときの要件もちょっと内装を意識してショボくしないといけないのが気になる。

・アイテムやドア、壁が少しでもなくなると部屋認識が崩れる

難しいかもしれないが、速攻で部屋が崩壊するのではなく、間を持たせてくれたら嬉しい。
そこまでデメリットがあるわけでもないが、ちょっと内装を変えただけで住人が悲しそうにするのがなんか嫌なので。

・からっぽ島、かいたく島の住人の人数上限をもっと多くしてほしい

これはもう多ければいいな、というシンプルな希望。
現状の60人上限では固有キャラと全種類のNPCや仲間モンスターと一緒には暮らせない。
なので、全種類1人(匹)ずつは最低でも暮らせる上限がいいなとは思う。

・NPCの動きをもっとコントロール出来たら良かった

広くて余裕でみんなで入れるお風呂にちょっとずつ入って行列を作っていたり、
食事テーブルで4脚イスがあるのに立ち食いしたり、座らずに並んでいたり、
トイレも空いている場所があるのに並んだりしていて、もう少しうまいこと行動させたいと思うことが多い。
導線も明らかに遠回りになるルートを選んで迷子になっていたり、複雑な建築にするとまずうまいこと動かない。
他には職固有の動きとしても、教会をつくったら教会ばかりにシスターがいたり…。
間違っていないんだけどもう少し色々な生活をしてほしい。
もう少し住人名簿などでコントロール出来たら面白そう。

・素材島の素材がランダム配置なため手に入らない素材がたまにあるのは良くない

素材を無限化するために最初に素材島に来た時にはお題となっているアイテムを探すことになる。
しかし、アイテムによっては素材島に存在しないパターンがあり、そうなると入りなおす以外の手立てがない。
面倒なので、さすがにアイテムは全種類配置するようにしてほしいと思う。

・素材島のボスモンスターのリポップが島の出入りなところ

これも面倒なポイント。
特に仲間になるモンスターや、レアアイテム持ちのボスモンスターは何度も狩ることになる可能性がある。
普通にちょっと離れたり時間経過で復活してくれたら良かった。

・装備アイテムのアクセサリ枠がない

前作にはあったが、なぜ無くしてしまったのだろうか。
むしろアクセサリの種類を増やして様々な恩恵が得られる仕様の方が絶対良かったと思う。

・色々な要素を引き継いで2周目が遊べたら面白かった

ドッカンハンマーやビルダーアイなどのアクションが最初から解放済になっていたり、
所持アイテムリストや部屋レシピ、クラフトレシピなども引き継いでいたらまったく違う遊び方で楽しめたかも。
まあこのゲームの楽しみ方としては周回プレイはメインの楽しみ方ではないと思うが、あったら嬉しいな、という感じ。


あとがき

個人的に神ゲーと思うゲームはいくつかあるが、このゲームはその内の一つ。
最初は不便だったり、進行不能に陥るようなバグがあったり、問題点も多々あったが、数々のアップデートでこのゲームは改善され続けてきた。
開発側のそうした姿勢も素晴らしかったし、後から出たDLCに関してももっとユーザーに楽しんでもらおうと頑張っていたように感じた。
振り返ると、そうした経緯がこのゲームを神ゲーにしたのだと改めて感じた。
素晴らしいゲームをありがとう。
そして次回作、待っています。

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